大阪工業大学機械工学科 同窓会の皆さま
平成29年11月19日
機械工学科同窓会発足50周年ツアーのご報告
11月12日、13日城崎温泉に於いて開催されました。「コウノトリ5号」で12時50分に城崎温泉駅に到着する。前田先生とホテル「湯楽」へ荷物を預けた後、池田先生お勧めの「折りヅル」寿司店に行き、前田先生に「高級にぎり」を御馳走になりました。食後、ロープウエイで大師山(231m)山頂駅に到着、展望台から城崎市街、円山川、日本海を眺望したり紅葉真っ盛りの山頂を吉田兼好の歌碑、かに塚、奥の院等を見学し、写真撮影しながら散策しました。
復路、ロープウエイの温泉寺駅(中間駅)で下車、城崎美術館を見学後、重要文化財の「温泉寺」を参拝、住職の案内で本堂内を巡りました。本尊の「十一面観音菩薩像」は2mを超える巨像で「天平年間」に作成された国指定重要文化財であると聞き、前田先生と驚き、「天平の文化に触れ」感激しました。
温泉寺の「十一面観音菩薩像」は、奈良県桜井市、鎌倉市の両長谷寺の「十一面観音菩薩像」とは1本の桧を3分割して作成された仏像であり、温泉寺の「十一面観音菩薩像」は3分割した「桧の先端部分」を使用した仏像なので「木の先」、即ち、当地の名称が「城崎と呼ばれる由縁です」。
「城崎」は温泉の町との認識でしたが、1300年の歴史の町であることに驚き、感激しました。
本堂は太い欅(けやき)と松材 造りの重厚な建築で豊岡の大地震にも耐えてきました。
ロープウエイの山麓駅前に、城崎出身で阪急電鉄の社長や関西電力初代社長を歴任され、黒部第4ダムの完成、城崎発展に尽力された「太田垣士郎翁」の遺徳を顕彰して銅像と記念館を見学しました。
4時過ぎにホテル「湯楽」に戻り、部屋に案内され荷物を下ろし休憩した後、先生と内湯の温泉に入りました、すでに到着されて入浴を終えられたメンバーの方々にお会いました。露天風呂も入りました。
「湯楽」のスッタフの方々は丁寧・親切でした。何よりも明るい雰囲気の家族的なホテルでした。
若い男性フロント・スッタフは摂南大学電子電気工学科卒でした。会長、社長は摂南大学の校友とお聞きました。
6時30分に「懇親会」が開催されました。古川会長挨拶、宮本相談役の乾杯ご発声の後、若くて美人コンパニオン3人も参加して盛大に宴会が始りました。「カニ・かに」のカニづくしの料理に舌づつみうち、故大田了介先生の奥さま差し入れの石川県の名酒を全員で分けいただきました。ビールや日本酒を十分頂き、多くの美味しい料理をいただき、にぎやかに談笑し、旧交を温め会いました。
宴は盛り上がり気がつくと9時をまわっていました。最高に楽しい懇親会でした。
往路、皆様は仲間同士、車相乗りで道中、立ち寄ってこられました。2時間待ちで「卵かけご飯」を食べてきた、遠回りして名物の「そば」を食べてきた等々のお話もありました。
13日9時ホテル前で集合写真撮影をしました。解散後は仲間と「丸山応挙の屏風絵」の鑑賞に、玄武洞を見学する人、ホテル直営の朝市での「カニ」購入等々、各々が計画に従って別れてゆきました。
三船先生は、朝市の「カニ」の前で長らく熱心に電卓かスマホを見ておられました。声を掛けましたがお気づきになられませんでした。沢山の「かに」をお土産に購入されたのでしょう。
同窓ということで卒業年度に関係なく参加者全員が気を許し楽しく親しく談笑して懇親を深められたことは、前田先生の日頃からのご高配のおかげであり、感謝申し上げます。
このたびの楽しく盛り上がったツアーを企画・立案、面倒を見ていただいた池田先生には大変お世話になりました。ありがとうございました。
会長、ツアーご参加の皆さま、ありがとうございました。良い思い出に残る2日間でした。 敬具
山口 徹(1965年卒)
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